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NEWS 2024.12.27
コラム

キースイッチ温度補正機能について

キースイッチ温度補正機能について

ZENAIM KEY SWITCHは、キースイッチの押し込み荷重と戻り荷重をほぼ同じ設計にし、かつ、極限までがたつきを無くすことで、引っかかり感の一切ないなめらかな押し心地を実現しています。さらに、キーの戻りも速く、次のキー入力操作が素早く行えます。一瞬の操作が生死を分けるゲームタイトルで圧倒的な性能を誇ります。

しかしそれだけではありません。ZENAIM KEY SWITCHには、さらなる機能として「温度補正機能」が搭載されています。このコラムでは「温度補正機能とは一体何か?」をみなさんにご紹介します。

磁気検知方式キーボード特有の課題とは何か?

磁気検知方式のキーボードは1キー毎にマグネット(磁石)が搭載されております。
マグネットは温度によって磁気の強さが変化するため、基本的に磁器検知式キーボードは周囲温度の変化がストローク量の判定に影響を及ぼします。
そのため、利用環境によっては実際に押し込んでいるストローク量とソフトウェアが検知しているストローク量に差が生じ、誤動作や操作感の低下につながります。

課題の解決方法と想像を超えたパフォーマンスを発揮するためのZENAIMの選択

ZENAIMは温度変化による誤動作の影響を回避するために、下記2点の選択肢があると考えました。

  1. 温度変化によって検知するストローク量が変化しないように、判定を甘くするソフトウェア補正処理を実装する(この方法は、設定した値通りにON/OFFせず、実際はON/OFFするまで設定した値以上のストロークをしている)
  2. 温度を補正し、周囲温度の情報を用いたストローク量判定のプログラムを実装する (周囲温度等に対して、設定したON/OFFポイントを常に一定の精度で実現する)

ZENAIMは温度検出をする部品を搭載し、「温度補正機能」を実装することで温度変化の影響を回避する後者の案を選択しました。

これによってキーボードが実際の操作をより正確に検知することが可能になり、思い描いた通りの操作を実現できるようになりました。

無接点磁器検知式のロープロファイルメカニカルキーボードだからこそ実現できる新感覚の操作体験を、ぜひ体感してください。

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